【新唐人2014年10月19日】香港の雨傘運動は17日で20日目を迎えました。2番目に大きいデモ拠点となっている旺角(モンコック)では明け方、デモ参加者が少ない隙に、警察がバリケードなどを強制撤去しました。これを受け、夜、大勢の市民が現場に駆けつけました。警察はこの日も催涙スプレーを使って強制排除にあたり、デモ隊と激しく衝突しました。真夜中過ぎ、警察は現場から撤退しました。その後、現場ではおよそ9000人の市民が集会を行いました。
夜になり、旺角に再び市民が集まり始めました。周辺の各交差点では、ヘルメットをかぶり、暴動鎮圧用の盾を持った警察が非常線を張っていました。彌敦道(ネイサンロード)ではデモ参加者らが何度も警察の非常線を突破しようと試みました。警察は繰り返し催涙スプレーや警棒で、群衆を押し返そうとしました。複数人が警察に逮捕されました。
多くの市民は、市民を騙した梁振英行政長官に不満を示し、辞任すべきだと述べます。
香港市民 葉さん
「5千万元も汚職したのだから、絶対辞任すべきです。梁振英の辞任が第一。第二は市民の推薦候補。これがないと全てが空論です」
大学1年生 陳さん
「もし真の普通選挙が実現できなければ、中共から抑圧を受け続けるでしょう。自由がなくなり、やりたい事ができなくなるでしょう」
混乱の中、複数の地元メディアの記者も暴力的に扱われました。アメリカの写真通信社「ゲッティ イメージズ」のカメラマン、ポーラ・ブロンスタイン(Paula Bronstein)さんは、車の上で撮影したことで警察に拘束され、取り調べを受けました。
緊張した状態は続き、深夜0時頃、旺角周辺には数千人が集結し、警察の数を遥かに上回りました。一部のデモ参加者は鉄柵を動かして、警察を囲いました。
香港警察は18日早朝、衝突で26人を逮捕したとともに、警察官15人が負傷したと発表しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/18/a1147028.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)